鍼灸師が考える新型コロナウイルスと対策①

新型コロナウイルス(COVID-19)とは

世の中に「コロナウイルス」と呼ばれるウイルスは通常の風邪症状を引き起こす物から以前、中国や中東で起こったSARSやMERSなど数種類存在します。
現在、流行している新型コロナウイルスは今までに発見されてきたコロナウイルスとは異なる全く新しいウイルスになります。

WHOではこの新型コロナウイルスを『COVID-19』と名付けました。

新型コロナウイルスの症状

初期症状では呼吸器に関わる症状が多く、せき、たん、鼻水、喉の痛み、微熱(微熱に伴い一般的な風邪症状と同様に頭痛や倦怠感を訴える方もいる)などがあります。また、特徴的な症状として味覚や嗅覚の異常を伴う場合があります。

重症化の危険性

症状はおよそ1週間程度続き予後が悪いと重症化し、肺炎や気管支炎を引き起こす場合があり、さらに悪化すると命に関わる重度の疾患を引き起こす可能性があります。
体力・免疫力の脆弱な子どもや高齢者、持病のある方、喫煙者などが重症化しやすいと言われているため、注意が必要です。
新型コロナウイルスの致死率は2%程度(※高齢者だけの割合はもっと高い)ですが、感染力の強さ、有効性の確認されたワクチンがまだない事から十分すぎるほどの警戒と対策、予防が必要です。

感染経路

主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」と言われており、空気感染の危険性は今のところ薄いようです。

◆飛沫感染

せきやくしゃみ、つばなどの飛沫に含まれたウイルスを周囲の人の体内に入り込むことにより感染します。

◆接触感染

ウイルスの付着した手などで、手すりや家具など周りの物に触れることでウイルスが付着します。
その部分に他の人が触れることでウイルスが付着してしまいます。
その状態の手で口や目などに触れることで粘膜からウイルスを取り込み感染します。

次回は、具体的な予防方法について、お伝えしたいと思います。

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