自由が丘の鍼灸師が考える「スマホ症候群」対策①

梅雨も明け本格的に夏が始まりました。厳しい暑さの中、体調は崩さず夏を乗り切りたいですね。今回は現代病ともいえる「スマホ症候群」についてお伝えします。

スマートフォン症候群とは

現代社会において欠かせない存在となっている「スマートフォン」が、健康問題の原因になっているのはご存知ですか?

スマートフォンの長時間使用による起こる身体的・精神的症状は総称して『スマートフォン症候群』と呼ばれています。

各症状は

使用時間・使用時の姿勢・使用頻度・機器の大きさや重さ・使用時の周囲の環境など

様々な要因で症状を引き起こし日常生活に支障をきたします。

改めてご自身の日常生活を見直し、症状が悪化する前に改善しましょう!

スマートフォン症候群の代表的な症状

  1. スマホ首(ストレートネック)

    首・肩・背中の重さや痛みなど

    本来、首の骨は頭の重さを支えるため、自然なアーチ構造(前弯)になっています。
    しかし、スマホ使用時の下向きの体勢の時間が長くなる事で首の筋肉が緊張し、硬くなった筋肉により骨が引っ張られ、首のアーチが崩れ一直線(ストレート)に変異してしまった状態をスマホ首(ストレートネック)といいます。
    ストレートネックになると頭の重さを支えきれなくなるため首・肩・背中の筋肉に余分な負荷がかかり痛みや重さなどの不調が起こります。

  2. 眼精疲労

    目の痛みやかすみ、充血など

    長時間スマホを見続ける事で目の周囲の筋肉が疲労します。さらにスマホ首による首・肩の筋肉の緊張が頭部への血行不良を引き起こして眼精疲労が起こります。

  3. ドライアイ

    目の渇き

    長時間スマホの画面を見続ける事で瞬きの回数が減り、瞬きが減ると涙の量が減ります。
    目が乾いた状態が続くと表面の保護が弱まり傷つきやすい危険な状態になります。

  4. 腱鞘炎(ドケルバン病)

    手首・親指の痛み

    スマホの片手操作で親指を酷使することで、親指側にある腱鞘に炎症が起こり腫れや痛みを引き起こします。

  5. 小指の変形(テキストサム損傷)

    小指の変形・痛み・痺れ

    スマホを片手で持つときに小指を下に引っ掛けていませんか?
    小指は手の指の中でも最も細く弱い指のため、長時間小指だけでスマホの重さを支えるのはかなりの負担となります。
    度重なる負荷によって小指の変形やそれに伴う痛み・痺れを引き起こします。

  6. うつ症状

    全身倦怠感、めまい、無気力、不眠、食欲不振など

    スマホ症候群の症状が続くと常に緊張状態(交感神経優位)でリラックスできず、副交感神経の働きが悪くなってしまします。

    この自律神経が乱れた状態が続くことで精神的にも疲弊しうつ症状を引き起こす場合もあります。

今回はスマートフォン症候群とそのの代表的な症状についてお話しさせていただきました。次回は予防や対策についてお話しします。

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