自由が丘の鍼灸師が考える「疲労・倦怠感」対策とは①

早くも今年も年末ですね。本当に新型コロナウイルスの猛威に翻弄された1年になりました。少しでもみなさんが健やかに過ごせるよう、発信を続けていきたいと思います。

今回は疲労・倦怠感について触れたいと思います。

疲労・倦怠感が起こる意味

私たち人間の身体は恒常性(ホメオスタシス)という常に一定に保とうとする機能により支えられています。

疲労・倦怠感は、その恒常性に対する危険信号の一種で、身体を休めなさいというサインなのです。

特にストレス社会を生きる現代の人々は以前よりも疲労・倦怠感を感じやすい環境にあります。

疲労・倦怠感の分類

疲労・倦怠感には「肉体的要因」と「精神的要因」があります。

【肉体的要因】

過労や過度な運動など身体を酷使した事により起こる症状で、十分な休養をとることで回復します。

【精神的要因】

ストレスや病気などの影響で起こる症状。深刻な病気が隠れている場合があるため、十分な休養でもとれない疲労がある場合は要注意です。

疲労・倦怠感の原因

過労・過度な運動・睡眠不足

過労や運動など身体を酷使しているのにも関わらず十分な休養が取れなかったり、睡眠不足が続くと心身ともに疲弊し蓄積することで疲労・倦怠感が生じます。

精神的なストレスの蓄積

仕事のプレッシャーや様々な人間関係、生活環境の変化などの精神的ストレスが蓄積することで疲労・倦怠感を感じやすくなることがあります。

これを放置したままにしておくと、うつ病などの精神疾患を引き起こす場合があるので要注意です。

食事の乱れ(=栄養バランスの乱れ)

身体に必要な栄養素(ビタミン・ミネラル・タンパク質など)が不足する事で疲労・倦怠感が生じます。

特に大事な栄養素は、エネルギーを作り出す役割のあるビタミンです。ビタミンが不足するとエネルギーが不足するだけでなく、代謝が悪くなり、疲労回復が遅れ蓄積するようになります。

また、ミネラルの不足は倦怠感だけでなく、貧血の原因にもなるため要注意です。

次回は、鍼灸で解消できる疲労・倦怠感について触れたいと思います。

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