皮膚の基本構造
お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されています。
表皮
お肌の1番外側にあり、厚さは0.2mm程度です。
細菌など外敵から肌を守ったり、水分の蒸発を防ぐなど身体の働きの調整も行います
真皮
お肌の弾力を保つ成分(コラーゲン、エラスチンなど)が豊富にあり、土台の役割を担います。
また、真皮層ではヒアルロン酸が充満する事でお肌のみずみずしさを保っています。
皮下組織
皮膚の最下層で主に脂肪で構成されています。
毛細血管やリンパが通り、酸素や栄養などの運搬、老廃物の排出など代謝や循環に関与しています。

たるみの原因
年齢とともに出てくるお悩みでもトップクラスの「たるみ」ですが、
原因は様々な事が考えられます
①加齢
年齢とともに細胞の代謝が低下し、皮膚の弾力を作り出す働きを担う真皮層ではコラーゲンやエアラスチンという物質の生成が減少します。
弾力を作り出す成分が不足する事によってお肌を支える力が弱くなりしわやたるみが引き起こされます
②表情筋の衰退(老化)
たるみのない引き締まった若々しいお顔の秘訣はコラーゲンなどを持つ真皮層の働きだけではありません。
笑ったり怒ったりなど人間の豊かな表情を作るための『表情筋』の働きも重要です。
この表情筋が働き重力に負けないように支えてくれていることでたるみのないお顔を維持する事ができます。
しかし、加齢による筋肉が衰えることで、皮膚を支える力が弱くなり、たるみが発生してしまうのです。
③筋肉のコリ
年齢に関係なく表情筋の疲労(コリ)も大きな原因となり得ます。
筋肉が凝り固まると血管を圧迫し、血流が悪くなります。
血流が悪くなることで老廃物の蓄積・停滞、酸素や栄養が行き届かなくなるといった障害が起こります。
すると真皮層でのコラーゲンなど弾力成分の生成が減少したるみへとつながってしまうのです。
④不良姿勢
特に『猫背』はたるみを起こしやすい姿勢です。
背中が丸くなり顔の位置が前に出る事であご下や首の筋肉に悪影響が起こります。
※あご下の筋肉の影響→筋肉が常に縮んだ状態となりお顔の筋肉(特に口周りやフェイスライン)を下に引っ張ります
※首の筋肉の影響→思い頭が落ちないように支える事で常に引っ張られている状態となり、筋肉が硬くなりお顔への血液循環を阻害します
⑤紫外線
紫外線と言えば「シミ」の原因というのがよく知られていますが、実はたるみの原因にもなります。
紫外線は皮膚や細胞を攻撃し、コラーゲンなどの弾力成分を破壊してしまうため、たるみの原因となります。

美容鍼がたるみに効くワケ
たるみのお悩みには美容鍼がおススメなのですが、なぜ美容鍼はたるみに効果的なのでしょうか
- 直接、筋肉に鍼を刺すことでコリをほぐす
- 皮膚に鍼が刺さる事で免疫力が活性化され、血流が良くなる
- 真皮層に鍼が刺さる事で代謝を促進し、弾力やハリに重要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す
- 刺した鍼に電気を流す事で動きの悪くなった表情筋を隅々まで運動(トレーニング)できる
美容鍼はこのように様々な反応を利用して効果を出していきます。
また、リフトアップやむくみ解消による「小顔効果」は即効性があり、施術後すぐに実感する事ができます(※持続させるためには継続的な施術が必要)
たるみに効くツボ

巨髎(こりょう)
リフトアップやほうれい線のお悩みに特におすすめのツボ
ツボの場所:鼻の脇。小鼻の外側の延長戦と黒目から真っ直ぐ下におろした線が交わるところ
押し方:親指または人差し指で優しく上方向に押します(左右同時に押すと◎)
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地倉(ちそう)
口角の引き上げやほうれい線の解消に効果的なツボ
ツボの場所:口角のすぐ外側
押し方:人差し指で円を描きながら引き上げるように押します
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