不眠症と鍼灸

睡眠の重要性

睡眠は人間の3大欲求の1つである
睡眠は身体の疲労回復、ホルモン分泌の活性化、免疫力アップ、身体の成長や修復、記憶の整理など健康で快適な生活を送る上で重要な働きを起こす時間です。

夜も明るく、ストレスの多い現代社会では生きる上で重要な「睡眠」という行動の質が落ちている「不眠症」の人が増えています。

不眠症とは

不眠症はなんらかの原因によって安定した睡眠を得る事ができない状態です。
不眠症にはタイプ別にいくつかの種類があります。

睡眠障害の種類

①入眠障害
布団に入ってから寝つくまでの時間が1時間以上である

②中途覚醒
夜中に何度も目覚めてしまって長い時間眠る事ができない

③早朝覚醒
早朝に目覚めてしまいその後再び寝つくことができない

④熟眠障害
睡眠時間は足りているのに寝た気がしない、疲れが取れない

不眠の原因

不眠の原因は様々あり、身体の問題だけでなく生活環境、精神状態(メンタル)、生活習慣の影響も受けます

【それぞれの要因の具体例】
◆身体の要因⇒病気やケガによる痛み、かゆみなど
◆環境の要因⇒室温、騒音、明るさ、慣れない寝具など
◆精神の要因⇒ストレス、イライラ、不安、緊張、うつなど
◆生活習慣の要因⇒運動不足、飲酒、不規則な生活、常用している薬尾副作用など

自分でできる不眠対策

上記の不眠の原因となりうる要因を排除する事。
そのうえで、入眠時間から逆算した生活を心がける
*寝る直前の食事・入浴を避ける
*寝る直前のスマホ・PC操作を控える
*寝る前の30分程度の時間でお灸やストレッチなどリラックスできる行動をする
*不安、悩み事、心配事などの精神的要因はノートに書き出し睡眠時間へ持ち込まない

不眠にお悩みなら鍼灸がおすすめ!

本来、熟睡する際は「副交感神経優位」というリラックス状態にある必要がありますが、不眠でお悩みの方は主に「交感神経優位」という身体の緊張状態(活動状態)になっていることが多いです。
一度崩れてしまったバランスを取り戻すのに最適なのが「鍼灸」なのです!

頸や肩など凝り固まった筋肉をほぐすだけでなく、ツボや経絡を使って自律神経に働きかけ身体全体のバランスを整える事ができます!

不眠におススメのツボ

①労宮(ろうきゅう)

精神安定のツボ
場所:手のひらのツボで手をグーに握った時に中指の先端が当たる場所
押し方:反対の手の親指でゆっくりと息を吐きながら10秒押す(強く押しすぎないよう注意)

②失眠(しつみん)

不眠に効く代表的なツボ
場所:足裏のツボでかかとの中央
押し方:親指でゆっくり押し込むように押す
※失眠は押すよりもお灸や足湯で失眠を含む全体を温める事がおすすめ!

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