鍼灸師が教える五月病対策とは②

なぜ五月病になるのか

新年度は入社や異動などで生活環境や人間関係が多きく変わり、心身共に様々なストレスがかかります。五月病は心身の度重なるストレスの積み重なりが原因で起こります。

五月病になりやすい人

一生懸命な人や頑張りすぎる人など真面目な性格の人は、周囲の目を気にするあまり、環境に適応しようと無理をし、大きなストレスを溜め込みやすくなります。

オフィスでできる対策

1.深呼吸をする

ストレスが溜まり、緊張状態になると呼吸が浅くなります(交感神経優位の状態)。浅い呼吸は酸素を取り込む量が少なくなり、筋肉の緊張が高まるため、余計にストレスが溜まる悪循環に陥ります。
深呼吸はたくさんの酸素を取り込めるだけでなく、副交感神経優位の状態になり、身体をリラックスさせてくれるため、最も簡単に行うことのできるストレス対策です。

2.運動をする

適度な運動には、血行改善、新陳代謝アップなど心身をリラックスさせストレスを軽減させる効果があります。ウォーキングは道具も費用もかからず、どこでも行えるためおすすめです。日ごろ運動する習慣のない人は、まず20分ほどのウォーキングから始めてみましょう。

3.周囲の人とコミュニケーションをとる

ネガティブな感情や退屈な時間などは、他人と交流することで解決できることが多いです。不満やストレスなどは吐き出せる相手がいる事でストレスの解消ができたり、人に不満を吐き出すことで、抱えてる問題を整理することができ、解決への糸口を見つけるきっかけになることも少なくありません。

もし、周囲に不満を吐き出せる関係の人がいない方は、自分の思っていることをノートに書きだしてみましょう。思いを文字にして書き出すことで自分の気持ちを整理することができます。

4.時間の使い方を見直す

環境に慣れないうちは仕事のペース配分もまだつかめていない事が多いです。一度に多くの仕事を抱え込みすぎて、すべてが中途半端になってしまうことは珍しくありません。最初のうちはやらなければならない仕事のタスクを作成し、優先順位をつける事で仕事効率を上げましょう。

また、気の進まない仕事は午前中など早い段階で片づける事で、残りの時間を有意義に使うことが、余分なストレスをためこまない対策としてはおすすめです。

5.生活習慣を見直す

睡眠と食事は人の体調やストレスに大きな影響を与えます。朝ご飯をしっかりと食べる、無駄な夜更かしをせず、日付が変わる前には就寝するなど、日ごろから健康的な生活を心がけましょう。

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