自由が丘の鍼灸師が考える「花粉症」対策

こんにちは!今年も花粉症の季節がやってきましたね。日本気象協会の予報では今年の花粉飛散は少ないと言われていますが、今年は例年より早く飛散しており、すでに鼻水・くしゃみに悩まされている方も多いでしょう。

と言うことで、今回は花粉症の症状を和らげるための対策についてお話したいと思います。

花粉症とは…約4人に1人が発症

花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となって起こる免疫異常です。

メカニズムとしては、アレルゲンが鼻腔内の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します。その後再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からアレルギー誘発物質(ヒスタミンなど)が放出されることにより鼻水等のアレルギー反応が引き起こされます。

2008年に行われた全国的な鼻アレルギー(花粉症)の有病率調査では、

スギを原因とする花粉症は26.5%と、1998年の調査結果に比べ10ポイントも増加し、

約4人に1人が発症しています。

花粉症になる人はどのような人?

遺伝的にアレルギー体質であることが主な原因として言われていますが、

それ以外に何か原因はあるのでしょうか?

まず、食生活です。お年寄りには花粉症の有病率が少ないので、

昔からの和食がアレルギー体質になりにくい要素があるのかもしれません。

次に自律神経を乱す睡眠不足や不規則な生活、そしてストレスも原因と言われています。

生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけることが花粉症とは無縁の生活を送るための近道なのかもしれません。

また、排気ガスの影響も受けていると言われています。排気ガスのなかに含まれる微粒子と一緒に花粉を吸いこんでしまうと、アレルギー反応が出やすくなると言われています。

また、アスファルトにも要注意です。落ちた花粉が何度でも風に舞い上がり、空中を飛んでしまうので、花粉を吸い込みやすくなると言われています。普段からマスクをするなど特に注意が必要です。

生活習慣・食事でアレルギー症状を抑える免疫力up!

花粉症予防は新型コロナウイルスの予防にも◎

今日からできる対策を2つご紹介します。

  • 生活習慣
    帰宅後、花粉が付着している可能性の高い上着は玄関で脱ぎ部屋に持ち込まない、すぐにうがいや手洗いをして粘膜に付着した花粉を洗う、こまめな部屋の掃除等、意識的な対策を心がけましょう。
    また、部屋を湿度:50%、室温:摂氏20~25度に保つことがおススメです!
  • 食事
    高タンパク、高カロリー、高脂肪の食事はアレルギー体質を促進させると言われています。花粉症の時期は特にバランスの良い食事を3食規則正しく行いましょう。
    また、タバコやアルコール、香辛料など刺激の強いものもアレルギー症状の促進を促すため控えるようにしましょう。

花粉症の症状を抑えるセルフケア

花粉症の症状を軽減するためのセルフケアをしましょう!

いかに紹介するツボを時間をかけて適度な強さで(左右にあるツボなら均等に)ツボを押すことで効果を実感することができます♪

セルフお灸を使うとさらに効果的◎

花粉症におすすめのツボ

合谷(ごうこく)

【場所】指と人差し指の骨の付け根の合わさったV字になっている所にあります。

【効果】首から上の症状全般に効くので、鼻水・鼻づまりから、目のかゆみや充血、顔のむくみ、頭痛など、花粉症のさまざまなツラい症状の改善に効果が期待できるオールマイティなツボです。

【押し方】片方の手の人差し指と親指ではさんで適度な力で揉みましょう。

太淵(たいえん)

【場所】手首の横ジワと、親指の外側の縁が交わるところで、触れると軽く脈打っているところです。

【効果】喉の痛み、咳など主に風邪のひき始めの症状や鼻づまり、痰のからみ、花粉症などに有効なツボとされます。

鼻から喉に至る器官に効果を及ぼす場所と考えてもいいですね。

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