鍼灸師が教える春の眠気対策とは①

なぜ春になると眠気が強くなるのか

『春眠暁を覚えず』とういう言葉に代表されるように、春は眠気が強くなる方が増える時期です。春に眠気が強くなる理由として考えられる理由は主に2つあります。

1.自律神経の働きによるもの

自律神経は主に活動的な状態で働く「交感神経」と主にリラックス時に働く「副交感神経」の2つがお互いにバランスを取りながら働いています。※睡眠中は「副交感神経」が優位に働きます。

寒い冬の間は身体が寒冷刺激を受けやすく「交感神経」優位になりやすいのですが、春になり温かくなると寒冷刺激から解放された身体は「副交感神経」優位の状態へと変化し始めます。要するに、春の気温の上昇に伴い、身体はリラックスモードに切り替わり眠気が起こりやすくなってしまうのです。

2.新陳代謝が活発になる

春になると気温が上がり始め身体の新陳代謝が活発になります。身体のすみずみまで血液が行き届き、細胞の代謝が活発に行われることで身体中の各組織を新しく作り替えます。
また、代謝の為のエネルギー補強が必要になるため、食欲が増し、消化吸収のために胃腸に血液が集まりやすくなります。その結果、脳に送られる血液の量が相対的に低下(生命維持のため一定量は保たれる)し、眠気が強くなります。

次回は「眠気が仕事に与える影響」をお伝えします

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