新年度を迎えるにあたり、心身ともに健全に保ちたい時期です。新型コロナウイルス感染症の拡大も収束がなかなか見えない中、季節の変わり目に是非とも気を付けていただきたい「春のうつ症状」についてお伝えしたいと思います。
うつ病とは
なんらかの大きなストレスや持続的なストレスの蓄積により起こる
- 意欲の低下
- 行動力の低下
- 不眠
- 疲労感
- 気分が沈みがち
などの精神症状の総称を指します。
日本では15人に1人が1度はうつの症状を経験すると言われています。
なぜ春に起こるのか

環境の変化によるストレスの蓄積
新年度を迎える春の時期は卒業、入学、転勤、人事異動、引っ越しなど環境の変化が大きな時期です。
環境の変化に期待してわくわくする一方、不安や緊張感からストレスをため込みやすい時期でもあります。
環境の変化を受け入れられずストレスが蓄積することでうつ症状を引き起こします。
自律神経の乱れ
人の身体は寒い時期には交感神経が優位に働き、暖かい時期には副交感神経が優位に働きます。
春の時期は朝晩の気温差が大きいため、自律神経が不安定になり乱れやすくなります。
制御を失った自律神経が蓄積したストレスと合わさることで、春のうつ症状が引き起こされるのです。

また、4月の新しい環境を緊張感を保ったまま乗り切った人が、GWの長い連休で緊張が緩み、意欲の低下を引き起こしたものが「5月病」です。
うつ病の予防
うつ病は現在、生活習慣病の一種として考えられています。
うつ病にならないために重要な事は食生活を含めた生活習慣の見直しが重要になります。
規則正しい睡眠習慣で体内リズムを整える
人の身体には明るくなったら起きて暗くなったら寝るという「体内リズム」が備わっています。

朝寝坊や夜更かしをせず、起床時間と睡眠時間を一定に保ちましょう!
適度な運動を行う
ストレスの蓄積がうつ病の発症には大きく関与します。
適度な運動で汗を流し、気持ちもリフレッシュしましょう。
腸内環境を整える
ストレスが蓄積すると腸内環境を悪化させます。
- 食物繊維
- 発酵食品
を食べるようにして、腸内環境を整えましょう!
今回は、春のうつ症状について、発生理由と対策を中心にお伝えしました。やはり大切なのは日々の規則正しい生活。テレワークなどの拡大で、これまでと異なる環境下での生活が続く中、ぜひご参考ください。次回もお楽しみに!
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